2017年6月10日11日の2日間にわたって盛大に開催されたベトナムフェスティバルは今年で10周年を迎えた。日越外交関係樹立35周年を記念し、日越両国のナショナルプロジェクトとして2008年9月に第1回が開催された「ベトナムフェスティバル2008」は、3日間で15万人の来場者を迎えた史上最大級の日越交流イベントとして大きな成功を収めた。
 以来ベトナムフェスティバルは、ベトナムの「今」を伝える祭典として毎年2日間で約10万人を動員し、日越交流最大の祭典として定着している。また本イベントはベトナム政府から毎年開催することが決定されている唯一のイベントである。

ベトナムフェスティバルとは

 2017年はフェスティバル開始から10周年。本年も日本で高い評価を受けているアオザイや水上人形劇をはじめとするベトナムの伝統芸能が紹介され、両国で人気が拡大している最新アーティストをゲストに招き、賑やかな雰囲気のイベントである。また日本人の舌を魅了する美味しくてヘルシーなベトナム料理の数々、世界遺産や先端リゾート地などの観光分野などベトナム本国から「今のベトナム」を紹介し、その場で体験できるコンテンツが豊富であった。

今年はミスコンなども開催され、若い世代が積極的にイベントに参加し、イベント自体を盛り上げようという運営側の姿勢も感じる事ができ、来年のイベントもまた楽しみである。

このようなイベントを通して日本とベトナムが友好関係を築き、文化交流を進めることは非常に素晴らしい事であり、民間交流の橋渡しを担っているイベントであると実感した。

 日本学生支援機構(JASSO)が発表した2015年度外国人留学生在籍状況調査によると、2015年5月1日時点での日本におけるベトナム人留学生数は38,822人で、前年の26,439人と比べておよそ+47.1%増加した。全留学生の18.7%(前年度14.4%)を占める。

出身国(地域)別留学生数では、前年と同じく中国(9万4111人、構成比45.2%)に次ぐ第2位につけている。

(   )内は平成27年5月1日現在の数

JASSO 平成28年度外国人留学生在籍状況調査結果

 またベトナム人留学生の留学先としては、高等教育機関が前年の1万1174人(出身国別3位)から2万0131人(同2位)へと大幅に増加し、日本語教育機関の1万8751人(同2位)を上回った。高等教育機関への留学生のうち、短期留学生が360人(出身国別8位)となっている。

今後はベトナム人留学生や技能実習生は日本経済にとって欠かせない人材となっていくが、諸問題も数多く存在する。「安い人材」として留学生を見ている日本企業もまだ多い。留学生やOB同士での金銭トラブルも後を絶たない。しかしこれらの諸問題も長くは続かないだろう。

留学生VOICEのサービスをサポートしてくれているベトナム人留学生は問題意識も高く、情報発信力にも優れている。専門スキルを持った学生も少なくない。彼ら彼女たちの潜在力を引き出すのが私たちの役割であり、サービスをサポートしてもらう中で彼ら彼女たちにはたくさんの事を学んでもらいたいと期待している。日越外交関係向上には民間企業や草の根レベルでも十分に貢献できると確信している。