留学生VOICEとは「外国人留学生が外国人消費者視点で事象を分析し、日本の商品やサービスをより価値的なものにするため」の気付きや発見を提供しているマーケティングリサーチのサービスです。

最近では地方自治体でも同じような取り組みが行われており、各メディアを賑わせ始めている。

~外国人の目線で訪日客対策 北陸再発見、米雑誌活用も~
北陸3県で外国人の視点や知恵を取り入れたインバウンド(訪日外国人)の集客策が広がってきた。福井県はSNS(交流サイト)で留学生らにお薦めの観光情報の発信を依頼。和倉温泉(石川県)の宿泊施設は米国の雑誌を活用し、サイクリングの魅力をアピールする。北陸新幹線の金沢開業効果に一服感があるなか、外国人目線で隠れた観光資源を掘り起こす。

10月下旬からSNSを通じ、お薦めの観光地や飲食店、商品を週1回程度発信してもらう。英語と中国語で情報発信し、それ以外の言語を使う場合には英語か日本語の併記を求める。活動内容は基本的に自由。県は今後「県や市町の施設を入場無料にするなどして活動を促す」考えだ。

海外の若者の声を接客の改善やSNSでの情報発信に生かして誘客を強化する。「客層が多様化するなか、外国人の『気づき』をサービスに生かしたい」と、宇奈月杉乃井ホテル(富山県黒部市)の後藤倫総支配人は説明する。
2016/10/8付 日本経済新聞 地域経済より抜粋

~益子・笠間の魅力、SNSで伝えて 中国人留学生らに初のモニターツアー~
【益子】焼き物の産地という共通点を持つ町と茨城県笠間市の魅力を会員制交流サイト(SNS)などでPRしてもらおうと、町や同市などは16~18日、都内の大学に通う外国人留学生を招いた初のモニターツアーを実施した。益子焼と笠間焼の販売促進やインバウンド(外国人誘客)などを目的にしたツアーで、今後も同様の取り組みの実施などを検討していく方針。
ツアーには中国や台湾などの留学生18人が参加。初日に笠間市内を巡り、17日目午後から町内へ移動。益子の濱田庄司記念益子参考館や陶芸メッセ・益子などを見学した。
2017/2/21付 下野新聞 朝刊より抜粋

この他にも多くの事例が出てきており、「地方自治体×外国人留学生」というテーマで一体どのようなインバウンド施策が可能となるだろうか。
外国人留学生はその名の通り学生ではあるが、「日本に来ている一人の外国人消費者」という見方もできる。
彼ら彼女たちは裕福ではないにしても日々生活の中で日本の商品やサービス、また長期休暇の際は日本全国の観光地を訪れている。彼らが「不便だな」と感じる事象は少なからず存在し “外国人の意見” として考えてもいいだろう。
逆に「ここは魅力的で楽しい」という意見もあり、それはもしかすると私たち日本人とは違うポイントや感覚なのかもしれない。

実際に外国人留学生と取り組みを実施した地方自治体の声としては、
「若い留学生は、留学を終えれば、母国でリーダーになる人材も多い。留学生を通じて、県産品の良さを海外に広めていきたい」
「外国人は自分の国にないものを求める傾向がある。留学生の意見を取り入れながら、観光地の課題や魅力を掘り起こしたい」などがある。

また参加した留学生からはこのような声も多く見られる。
「地方にはおいしいものが多く、日本食は母国でも人気なので、値段を抑えられれば、売れると思う」
「日本と母国の懸け橋になれるような仕事をしたい」

留学生VOICEも観光立国を目指す日本を支え、地方の魅力を掘り起こすためのサービスであり、そして外国人留学生にとっても青春を過ごす日本の魅力を正しく理解してもらうためのサービスでありたいと強く願っている。